タケノコ掘りは重労働だぁ

京都府の西南地域はタケノコの名産地です。
私の親戚もこの地域に竹林をもっていて、この時期、毎日、タケノコ掘りに大わらわ。
そんな忙しい中、私は、はじめてタケノコ掘りを体験させてもらいました。
 
これまで何度かテレビで、タケノコ掘りの様子を見たことはありますが、見るのと実際にやるのとでは、おお違いのコンコンチキ
 
まず、手頃なタケノコを見つけるだけでもタ―イヘン
地面が少し盛り上がったところだ、と言われても、あたり一面竹の落葉に被われていて、素人目には、まったくもって見当もつきませぬ
 
言われたあたりに、言われたとおり軽く落葉を払いのけると、あら不思議
土の中からタケノコの頭だけお出ましになっています
ああ、お見事! と言っている場合ではない
そこからが、ようやくタケノコ掘りのはじまり、いわゆる物事の「端緒」(たんちょ、と読みます)というやつです
 
腰をかがめ、専用のクワでタケノコの周りの土を、タケノコがキズつかないよう、慎重に掘っていきます
でも、竹林の地面の下は、竹の根っこが無数に張り巡らされていて、タケノコは、竹の根のネットの隙間をぬって、ようやく地上に頭を出しています
つまり、タケノコは、周りを竹の根っこで硬くガードされとるワケです
 
テレビで見たタケノコ掘り名人は、専用のクワを地面に差し入れて、グット腰を入れると、簡単にタケノコを掘り起こしたイメージです
しかし、悲しいかなド素人は、クワを地面に差し入れることさえできず、ひたすら悪戦苦闘するばかり
 
見るに見かねた、叔母ちゃんに手助けしてもらって、ようやくエイヤッと掘り起こしました‥‥ 小ぶりの赤ちゃんタケノコ(商品にはならん?)
 
そんなこんなで、2時間奮闘した結果、収穫したタケノコ2本
その間、叔母ちゃんは、りっぱなタケノコ 数知れずゲットー
 
ちなみに、商品になるタケノコは、竹藪に勝手に生えているのではありません
地面に陽が差し込むように、竹が密に茂らないよう、不要な竹を間引いて、さらに、秋から冬にかけて、乾燥させた稲ワラを竹林一面に引き詰め、その上に軽く土をかぶせる作業をすることで、柔らかく色の白いタケノコが出てくるのです
そうです、タケノコは、りっぱな農作物なのです
 
無断で人の竹林に入ってタケノコ掘りをするのは、人の畑に入り込んでダイコン、キュウリを取るのと同じことになります
 
ですので、叔母ちゃんのように、ちゃんと管理して 周りを囲った竹林から無断でタケノコを掘り出して持ち帰るのは、窃盗となります
では、
「ハイキングコースの道脇に顔を出しているタケノコ」ならどうか
勝手に生えているヤツなら、べつにイイジャンーって、思うよね
 
はたして、そうか
 
回答は、次回に 乞うご期待

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